歯周病・歯槽膿漏の原因菌について

お口の中には、病原性の低いものから非常に高いものまで、さまざまな種類の歯周病菌が存在します。

中でも特に強い毒素を出し、歯周病を進行させるのが「レッドコンプレックス」と呼ばれる細菌群です。

レッドコンプレックスを構成する3つの細菌は、それぞれ以下のような性質を持っています。

歯周病の予防や再発防止には、毎日の正しいセルフケアが何より大切です。自己流の磨き方では汚れを十分に落とせず、かえって歯周病のリスクを高めてしまう可能性があります。

すべての方に同じブラッシング方法が適しているわけではありません。歯並びやお口の状態に合わせ、より適切な方法で行うことが重要です。そのためには専門家からのアドバイスが効果的と言えます。

当院では歯科衛生士が、一人ひとりのお口の状態に合わせたブラッシング方法を丁寧に指導。歯ブラシの選び方や使い方だけでなく、デンタルフロス・歯間ブラシといった補助清掃用具の活用についてもアドバイスを行っています。

正しいセルフケアの習慣が身につけば、歯周病の予防効果が格段に高まります。専門家のサポートを受けながら、ご自身に最適なケア方法を見つけませんか。

歯周病の予防には、日々のセルフケアに加え、歯科医院でのプロフェッショナルケアも必須です。当院では3か月に1度の定期検診とメインテナンスを推奨しています。

定期検診では歯周ポケットの検査を実施し、歯周病の進行状況を詳しく確認します。その後、毎日の歯磨きでは落としきれないバイオフィルムや歯石を専門の機械で丁寧に除去。研磨によって歯の表面を滑らかにすることで、汚れの再付着を防ぎます。

また定期的にレントゲンを撮影し、あごの骨の状態も念入りにチェック。歯周病は初期のうちは自覚症状が少なく、気づかないうちに進行するため、目に見えないあごの骨の状態を確認できるレントゲン検査が非常に大切です。

セルフケアとプロフェッショナルケアを組み合わせることで、歯周病のリスクを最小限に抑え、健康な歯を長くキープできます。定期検診を習慣づけ、いつまでも快適なお口の状態を保ちましょう。